NARD JAPANアロマテラピーが
なぜ、ケモタイプ精油を使用するのか?

NARD JAPANアロマテラピーはフランス式アロマテラピーをベースとしたコースレッスンを展開しています。

化学的に精油を取り扱い、健康管理に役立てる方法を身につける資格取得レッスンとなります。

このコースは、成分重視の精油の使い方を身につけるつけるため、

レッスンで使用する精油は、

「成分の添加や除去を一切行っていない、

化学的に検証、分類したケモタイプ精油」を使用します。

いったい、「ケモタイプ」って何でしょうか?

あまり聞きなれない言葉だと感じるのではないでしょうか。

また、なぜ「ケモタイプ精油」を使う必要があるのでしょうか?

そのことについて、解説します。

ケモタイプ精油とは~
植物は環境で作る成分が変わる

作物の出来が毎年違うように、
精油も毎年同じものはできません。

ケモタイプ(化学種)とは、

植物学の考え方で、形態的に全く同一であるが、蓄える成分が異なる植物をさします。

同じ植物なのになぜ、成分が違ってしまうのでしょうか?

植物は、動物と違い自由に動くことができません。

香植物が香りの成分を作る正しい理由は、

不明ですが、

次のように予測がされています。

  1. 受粉を助ける昆虫をひきつけるため
  2. 動物に食べられないようにする
  3. 自分以外の植物の発育阻害(アレロパシー)
  4. 抗菌・防虫のため
  5. 植物同士のコミュニケーション
  6. 紫外線対策と抗酸化作用

 

このように、生育地の気候、土壌、様々な条件に合わせて、植物たちは

成長し、自然界で生き残るための独自の『技』を使います。

これが、香りの成分、芳香成分と言われています。

 

その結果、同じ植物であっても、生育地の環境、気候、

土壌、条件によって蓄える香りの成分や構成比は大きく異なることがあります。

場合によっては、自分が期待している効果の作用のない精油を使うことになってしまいます。

そのため、精油を分析、成分内容を確かめる必要性があります。

分類した精油を使用する理由はそこにあります。

 

ここで、ケモタイプ精油の一つの事例をご紹介しましょう。

ローズマリーという植物があります。

お肉料理の香りづけ、臭み取りに使われるハーブで見たこともあるという方も多いことでしょう。

この植物の精油には、大きく分けて

  • 「カンファー」タイプ
  • 「シネオール」タイプ
  • 「ベルべノン」タイプ

と、香り成分がそれぞれ異なる精油のタイプが存在します。

同じ植物でありながら、成分が異なるということは、香りも異なります。

つまりそれは、薬理効果も異なる、ということをさします。

よって。使用するシーンが異なるということが起きます。

ローズマリーという精油は一つの種類ではなく、いろいろあるということがわかりますね。

このケモタイプと呼ばれる植物精油は、ローズマリーのほかにタイム、バジルなどがあります。

このように、毎年同じものができない精油は成分を確認したうえで、用途を選択する必要性が出てきます。

よって、NARD JAPANアロマテラピーでは、このケモタイプ精油の概念をアロマテラピーに取り入れています。

 

もとは同じ植物の種類なのに、成分が変わる不思議は同じ人が環境によって性格が変わることと似ているかもしれませんね。

 

精油ひとつひとつ、覚えるよりも・・・自由に使えるようになるための近道に

精油に含まれる芳香成分は、

薬理効果のあるもの、

使う人、使い方によっては毒性のあるもの、

作用がはっきりしていないものなど多種多様な分子があります。

共通する香りの成分のグループ(芳香成分類)と

その香りの分子は作用はおなじであるため、

それらを含む精油は同じ作用をもっていることとなります。

 

例えば。

ラベンダー・アングスティフォリアに含まれるリナロール、という香りの分子は、他の精油にも含まれます。

リナロールは、鎮静、血圧降下、抗不安作用があるため、それを含む精油は同じ作用が期待できる、と予測ができるわけです。

このように、精油成分の構成を眺めて、どんな香りの成分が多いのか、

特徴的な香りの分子は何であるか?をみていくと、

あまり、よく知らない精油でもおおよその作用や、

使ってはいけないケース、

注意事項がわかるようになるということです。

 

世の中に数ある精油たちの個性をすべて覚えてしまうのは難しいですよね。

ワンパターンのレシピでは飽きが来てしまいますし、

クライアントの香りの好みに合わせたいと思うと、

対応できないケースも出てきてしまいます。

そう考えると、いったいいくつの精油をおぼえれば、

自由にいろんな精油を使えるようになるのでしょうか?

 

結局、自由に、香りの好みに合わせて使えるようになるためには、

精油の成分のグループ、香りの分子の作用を覚えてしまうことが、

精油の性質を理解するのに近道となります。

 

 

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